パニック障害と中川家・剛「頑張ってるけど・・やっぱり、しんどそう」
公開日:
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最終更新日:2014/10/15
パニック障害と芸能人 中川家剛
「剛か~」
お笑いコンビの中川家のお兄ちゃんの方である剛が、パニック障害であることは有名ですね。
「世界仰天ニュース」で特集されたこともありますし、テレビでもかなりパニック障害のことをしゃべっているようです。
そして、僕が初めてパニック障害を患っている有名人を知ったのは剛だった気がします。
お笑い番組のリンカーンで剛のパニック障害に触れていて、「芸能人でパニック障害ってありえるの?」「パニック障害でもテレビに出てるなんてスゲー」「俺ばっかり苦しいわけじゃないんだ」などと思ったのを覚えています。
でも、その時同時に「剛か~」と思ったのも覚えています。
若気の至りとは言え、失礼な話です。
中川家・剛のパニック障害の発症
そんな剛は、デビュー5年後の1997年頃にパニック障害を発症します。
症状が酷い時には、舞台から逃げ出して帰ってしまったこともあったそうで、電車も怖くなり、エレベーターも乗れなくなってしまいます。
当時はまだ病気の情報も少なかったですから一人でわけのわからない症状の恐怖に怯え、弟の礼二にも話せなかったそうです。
(このあたりのことは「世界仰天ニュース」で詳しく描写されてますが、体調の悪い時には見ないほうが良さそうです。)
そんな状態ですから仕事も休みがちになってしまい、順調に増えていたレギュラー番組もひとつのラジオ番組を残すだけになってしまったそうです。
弟礼二に救われる
そして、相方でもある弟の礼二に迷惑をかけ続けることになり、才能ある礼二を潰してしまうことを危惧した剛はお笑いをやめようと決断します。
しかし、弟の礼二は「一緒じゃなきゃ俺もやめる」と言い、兄を支え続けます。
ピンの仕事が増えても礼二は「中川家」という冠を外さず、剛の戻ってくる場所を守り続けます。
1本だけ残った京都のラジオ番組に出演するために、特急・急行に乗れない剛と共に普通電車でひと駅乗っては降りを繰り返し、何時間もかけて通ったというのはもはや伝説的な美談です。
さんまにも救われる
さらには、大先輩であるさんまにも剛は救われていたそうです。
剛が休養を経てなんとか復帰し始めた1999年、パニック障害のことを先輩たちに打ち明け始めたばかりで、まだ東京に出始めの頃の話です。
中川家は「明石家マンション物語」という番組で公開オーディション的な企画に出演することになります。
そして、その番組の収録が始まる前の控えのスペースでパニック障害の事もあるし、オーディションのこともあるしで、剛はめちゃくちゃな状態になってしまいます。
そんな剛に、さんまがかけた言葉が「おお、パニックマン!!」です。
これは、救われますよね。
それ以後も、緊張している中川家の二人をさんまがフォローしてくれてなんとかオーディションに合格したということです。
詳しくはこちら↓↓↓のページに剛のインタビューが掲載されています。
http://thepage.jp/detail/20140601-00000002-wordleaf
頑張っているけれど・・
多くの人に支えられて剛は現在でもお笑い芸人として頑張っています。
しかし、僕は正直「センスはすごいんだから早く作家なり、裏方に回ったほうがいいんじゃないかな」と思っています。
なぜなら、テレビに出ている剛を見ていると、どうにもしんどそうに見えるからです(膵炎に4回もなっているのも気になります)。
これは、堂本剛にも言えることですが、もともとテレビに向いてない人が、間違ってテレビに出続けてる感じがするのです(堂本剛ははっきり自分で言ってます)。
中川家の剛もお医者さんに「君はお笑いに向いてないのにやってるから、パニック障害になった」と言われたそうです。
中川家は面白いし、剛はすごく頑張ってると思いますけど、僕もお医者さんと同意見です。
人には向き不向きがある
パニック障害と中川家・剛という関係から僕が学んだことは「人には向き不向きがある」ということです。
パニック障害でも頑張っている姿というのは、確かに感動的で素晴らしいのですが、自分に向いてない方向で無理やり頑張り続けると、どんどん疲弊していってしまう恐れがあります。
個人的にはこういった人間が大好きで、僕も無理したいと思ってしまう方なのですが、それでも向いてない方向で頑張ると半端ではない疲れが溜まってしまい、体に良くありません。
パニック障害の人は頑張ることはすごく大切ですが、自分に合った方向というものをしっかりと意識してそちらに向けて全力投球していったほうがいいと思います。
とは言っても、やってる以上は頑張れ剛!
ひそかに応援しています。
PS.リンカーンの「世界ウルリン滞在記」でのラップは最高でした。
「リンカーン 剛 ラップ」で検索するとユーチューブでご覧になれます。
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