パニック障害と比企理恵「神社ヒーリングで克服した女版稲川淳二（元アイドル）」

比企理恵とは

この物語は１１月６日放送の「アウト×デラックス」に「稲川淳二みたいになっちゃった女優」として出演しちょっとネットを騒がせた、ホリプロタレントスカウトキャラバン（1979年第4回）で優勝した元アイドルが、パニック障害を克服した貴重な体験の記録である。

比企理恵は、１９８０年の中頃に「スタア誕生」「不良少女と呼ばれて」などの大映ドラマに出演しており、４０～５０歳ぐらいの方には忘れられない存在だそうです。

９０年代以降は舞台を中心として活躍しています。

パニック障害の発症

そんな比企理恵がパニック障害を発症するのは２０代も半ばを過ぎた頃（1990年代の前半）です。

「アウト×デラックス」でも語っていましたが、発症の原因として心霊現象があるようです。

「何・・・だと・・・？」

最初に聞いたときは「どういうこっちゃ」と思いましたが、どうやら彼女はパニック障害を発症した頃からいろんなものが見えちゃったり、金縛りに合うようになったらしいのです。

そして、それが原因で不眠となりパニック障害がひどくなっていきます。

一番ヤバイ時は、仕事が終わればすぐに睡眠薬を飲むような状態（本人曰く睡眠薬中毒）にまでなってしまいます。

パニック障害の克服

そんなどん底の状態がしばらく続いたのですが、あるときヒーリング・ミュージックで有名な宮下富実夫と出会います。

そして、「つらいことがあるなら、神社めぐりを始めてごらんなさい」と言われて、長野県の戸隠神社に参拝したところ、その日は半年ぶりに睡眠薬を飲まずに眠ることができます。

その後も、石清水八幡宮、皆神神社、富士山本宮浅間大社など各地の神社を回るうちに、舞台の大役に抜擢され、不眠症も治り、神社巡りでパニック障害を完全に克服します。

「何・・・だと・・・！？」

「そんな馬鹿な話が」と思われるかも知れませんが、彼女ももともとは信心深い方ではなかったそうです。

それが、18歳の頃に子宮頸がんになってしまい、なんとか治そうとしてありとあらゆる民間療法をやった結果、3ヶ月後にがんが消えていたという体験をしてから「目に見えないものの力」「大きな力」を信じるようになります。

これは、科学的に見たらおかしい話のような気もしますが、比企理恵にとっては民間療法で「自然治癒力」が高まった結果の回復と言うことができます。

パニック障害の時は「神社巡り」が「自然治癒力」を高めたということですね。

まとめ

西洋医学でもなんでもそうですが、その人の「自然治癒力」を高める方法というのが、その人にとっては最高の治療法です。

医者を信じて自然治癒力が高まればそれでいいし、神様を信じて自然治癒力が高まればそれでいいということです。

おまけ

比企理恵は４００以上（2000年頃までの数）の神社を回った自身の体験から「神社巡り」の素晴らしさを説いた、『比企理恵の神社でヒーリング』という本を書いています。

神社は「肩の荷を下ろす場所」などと語り、「神社愛」がたっぷり注ぎ込まれた本です。

ただ、読んでいると

「疲れた」とは言わない「くたびれた」というようにしている。なぜなら「疲れた」は「憑かれた」につながるから。

とか

「金縛りを解く方法」「憑かれない方法」

などという言葉が出てきて、何度か鳥肌が立ってしまいました。

「神社に行って憑かれることがあるなら、行かないほうが・・・」なんて、ふと思ったりもしてしまいました。

追伸：神様を軽んじているわけでは決してありません(｀・ω・´)

＜参照＞
比企理恵（２００１)『比企理恵の神社でヒーリング』実業之日本社
「アウト×デラックス」（2014年11月6日放送分）
「魔女たちの２２時」（2010年5月4日放送分）