パニック障害と安西ひろこ「解決！ナイナイアンサーで復帰宣言だけど心配」

安西ひろことは

安西ひろこは和製ブリジッド・バルドー（フランスのマリリン・モンロー）が目標の、１９９０年代後半にグラビアモデルとして一世を風靡したタレントです。

当時の人気は凄まじく、コンビニの成人誌コーナーの表紙が”全て安西ひろこ”ということもありました。

確かに可愛らしさは群を抜いていたような気がします。

そして、グラビアだけでなくファッションリーダーとしても認められ、「ギャルのカリスマ」と呼ばれたほどでした。

パニック障害の発症

しかし、そんな人気者ゆえの多忙さからか２００１年頃にパニック障害を発症してしまいます。

安西ひろこの症状はかなり重かったようです。

・床がぐらついて歩けないために家の中をほふく前進でしか移動できない。

・幻聴が聞こえてくる。

・ファッションリーダーだった彼女が黒いジャージしか着ることができない。

など、相当深刻な症状だったようです。

なぜ発症してしまったのか？

安西ひろこは、親の付き添いもなく１人で小学校の時に劇団に入団して芸能活動をしたり、小学校３年生の時に１人で原宿で買い物したり、普通では考えられないようなものすごい行動力があったそうです。

しかし、その行動力が仇となることもあって、目立ちすぎるためにいじめを受けていたこともあったとか（小・中・グラビア時代）。

それでも、相当な頑張り屋なのでいじめを受けても耐え抜きます。

そんな性格ですから、芸能活動で毎日睡眠時間が数時間でも頑張り続けます。

ですが、あまりにも頑張り続けた結果、心身のバランスを失ってしまい重度のパニック障害を患うことになってしまいます。

数年間は部屋からも出られず、まともに動けなかったというぐらい酷かったそうです。

パニック障害からの復活

でも、「あの小さい部屋で何も出来ない時よりはマシだと思って一歩一歩頑張りました」と考え頑張って、２００８年にファッションモデルとして復帰します。

その後体調を崩しますが、今回再度の復帰宣言となりました。

ただ、心配です。

「ナイナイアンサー」や本人の本（バルドーの告白）・アメブロ（旧・ピロの魔法をかけちゃうぞ）を見ての感想ですが、病気になったことで彼女は人のありがたさがすごく身にしみたんだと思います。

そこで、「ファンのために・同じような病気で苦しんでいる人のために頑張ろう」という気持ちが高まってるんじゃないかと想像できます。

もちろん、素晴らしいことなんですけどまた無理して調子が悪くなりそうな匂いがプンプンします。

頑張らずにはいられない性格なんでしょうが、「無事これ名馬」という諺もありますので、ゆっくりやっていってほしいです。

最後に

安西ひろこのように、パニック障害になりやすい真面目で頑張り屋な人は、自分をマネジメントしていくことが大切です。

理想を追い求めることは大切ですが、客観的に「今の自分」を分析して、「できること、できないこと」を見極めて冷静に行動していきましょう。

てきとーにね、ひーちゃん。

参照：安西ひろこ(2010)『バルドーの告白』角川春樹事務所