パニック障害を”本気(マジ)”で治したい人におすすめの本8冊
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パニック障害とは
パニック障害を治すために読むべき本とは
パニック障害を治すために読んだほうがいいなと思う本を僕の本棚から探してみました。
パニック障害を治すために読んだ千冊近い本の中から選んだ8冊ですから、かなり厳選されてるはずです。
それで、選んでみたらタイトルに「パニック障害」という言葉が入った本は1冊もありませんでした。
タイトルに「パニック障害」と入った本もけっこう読みましたが、ほとんどのものがパニック障害を治すための導入的な本です。
今回はその次の段階に当たるようなものが多いです。
パニック障害の原因といわれることが多い「脳」に関するものだったり、パニック障害を含む「精神疾患」を取り巻く社会環境のことだったり、我々が受けている「日本の医療体制」はいったいどういったものか、などが書かれた本です。
読みやすい本を選びました
そういった本は難しくて読みにくい本が多いのですが、多くの人に読んでもらいたいので、中学生~高校生ぐらいでも読めちゃう本ばかりを選びました。
さらに忙しい人のために、必ず読んで欲しい2冊、それでも読んで欲しい3冊、お願いだから読んで欲しい3冊といった感じでランク分けしときました。
ただ、上位の本を読むと、下位の本も読みたくなると思います。
必ず読め!の2冊
『いのちの輝き』ロバート・C・フルフォード
「私はこの本を何回読み返しただろう?何人にすすめただろう?」吉本ばなな
「いのちの輝き」は吉本ばなな絶賛の本で、アメリカのオステオパシー医、ロバート・C・フルフォードのたった一冊の著作です(たぶん)。
オステオパシーって何?
アメリカには西洋医学を主とする医者M・Dとオステオパシー医O・Dの2種類の医者がいます。
オステオパシー医とは、医学を学び、体のことを深く理解した上で、体の構造を正すことによって、心身の不調を治してくれるお医者さんです。
日本ではあまり知られていないですが、日本にもオステオパシーをやってくれるところはあります(日本では、医者ではありません)。
ロバート・C・フルフォードって誰?
ロバート・C・フルフォードはそのオステオパシーの伝説的な使い手です。
そして、自然治癒力を引き出すヘルスケア・システムである統合医療を提唱しているアンドルー・ワイルの師匠のうちの一人でもあります。
「いのちの輝き」の内容
「その用意はとっくの昔にととのっている。」
西洋医学を批判するだけでなく、科学的研究にも価値を認めた上で、人間を霊性・精神性・身体性の3つの要素からなるひとつの全体として捉えれば、患者はおさえつけるべき病気をもつ人としてではなく、この3つのバランスを回復するために助けを必要としている人となる。
とロバート・C・フルフォードは言い、「その用意はとっくの昔にととのっている」とも言っています。
僕たちが知らないだけで、多くの病気の治療の準備は100年も前に整っているらしいです。
目標とすべき1冊
こんな治療者が身近にいたらどんな病気でも治ってしまいそうですが、なかなかそうはいきません。
この本の内容をホントの意味で理解することはかなり難しいと思いますが、いつか到達したい目標の1冊として家に置いておきたい本です。
この本を家族で読めば、家庭の医療費は削減され、みんなが笑顔で生活できるでしょう、「家庭の○○」なんて読んでる場合じゃありません。
『<正常>を救え』アレン・フランセス
その精神疾患のルールブックはアメリカ精神医学会が作っているDSM(精神障害の診断と統計マニュアル)というものです。
そして、アレン・フランセスはDSMの第4弾を作った委員会のリーダーです。
そんな精神疾患を知り尽くした彼が、精神疾患を取り巻く環境を語り、その環境に警鐘を鳴らしています。
知っとかないとヤバイことになる深刻な話なんですが、「精神疾患の流行(過去・現在・未来)」など面白く語ってくれてますから読みやすくなってます。
自分の置かれている状況を知り、それにどう対処していくかということを考える上で欠かせない一冊です。
それでも読め!の3冊
『9割の病気は自分で治せる』岡本裕
数年前にかなり売れたので読んだ人も多いかも知れませんが、「病気は医者と薬で治すもの」と思っている人は絶対に読むべきです。
僕らは、子供の頃から「病気は医者と薬で治すもの」と刷り込まれて育ってますが、その常識がガラガラと音を立てて崩れる一冊です。
年をとって薬漬けになりたくない人、賢い医者の活用法を知りたい人、日本の医療現場の実態を知りたい人におすすめです。
『単純な脳、複雑な「私」』池谷裕二
パニック障害は「脳の病気」と言われることが多いですが、その脳のことを面白く話してくれている本です。
高校生への講義を書き起こしたものなので、だいぶ読みやすくなっています。
「脳の可塑性(脳は変わるということ)」を知ると、パニック障害の克服に本当に希望が持てるようになります。
『からだの一日』ジェニファー・アッカーマン
「目覚め」「ランチのあと」「パーティーの顔」「狼の時刻」など魅力的な目次に沿って、「からだの一日」を探っていく本です。
とっつきやすいし、著者自身の面白エピソード満載で、「からだ」のことが学べます。
お願いだから読んで(>人<;)の3冊
『立原啓裕の「自律神経安定法」』立原啓裕
自分でパニック障害を治した医師宇佐見敏夫先生(横浜心理トレーニングセンター)の治療法と、立原啓裕が誘導してくれる自律訓練法のCDが秀逸です。
医療健康本で7万部というベストセラーにもなった本です。
『コアパフォーマンス・トレーニング』マーク・バーステーゲン&ピート・ウィリアムズ
パニックを克服するために運動をしようとまで思えたら読んで欲しい本です。
室伏なんかもトレーニングに行っている「アスリーツ・パフォーマンス」を作った人が書いています。
ムーブメント・プリパレーションと呼ばれるダイナミックストレッチを初めてやった時の感動は今でも忘れません。
『スーパー・サイズ・ミー』モーガン・スパーロック
パニック障害を克服するために食事を見直そうとまで思えたら見て欲しいDVDです。
「1日に3回、30日間、マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるか」を検証した作品で、ファストフード・コンビニ食・添加物などの問題を嫌でも意識させられます。
他にも、「フード・インク」や「ありあまるごちそう」など似たような作品はたくさんありますが、おもしろさと衝撃が違います。
まとめ
本を書くというのはものすごくめんどくさくて労力を要する作業です。
さらに今回選んだ本は読者にわかりやすくという著者の配慮がにじみ出たものばかりです。
そんな優しい頑張り屋さんが、学び・経験したことが集約された知恵の宝庫ですから、ネットのかる~い情報だけで終わらずに、本物の知恵に触れてパニック障害の治療に役立ててください。
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