パニック障害と漢方「漢方は良さそうだけど・・・」
パニック障害を患っていて向精神薬を飲みたくない人、自然主義な人は一度は「漢方」で治してみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
僕も、漢方は長年の積み重ねを重視して治療していくものなので好感を持ち、一時期興味を持ったのですが結局やりませんでした。
理由としては、高価なことと、正しく処方されるのかという疑問、漢方を飲む前にやることがあるんじゃないかと感じたからです。
値段が高いのは説明なしに納得していただけると思いますが、あとの二つをちょっと説明します。
まず処方の方から。
漢方医学というのは症状・体質を含めた患者の状態を「証」と呼び、これに合わせた「生薬(天然に存在する薬効を持つ産物)」を処方してくれます。
それで、この「証」というのは一人一人違うもので、「証」をしっかり見定めないと効果がない処方をされたり、下手したら逆効果のものを処方されたりする可能性もあります。
で、そんなデリケートなモノをしっかりと見定められる人がいるのかなと疑問に思いいろいろ調べてみたところ、「う~ん」という感じになりました。
漢方専門のとこ調べても疑問符がついたので、ましてや、そこいらの普通の病院でポンと出される漢方はちょっと飲めないという結論になりました。
次は、他にやることがあるのではということ。
漢方医学を調べていると、最終的には体全体の調子を整えることで結果的に病気を治していくということで食養生も共にやっていくことが大事と書かれていました。
「医食同源」ですよね。
それで、自分の現状を考えたときに高価な漢方薬を試す前に、まず普段の食生活から見直す必要があるのではと思ったのです。
その後、食べ物のことを学ぶと普段自分が食べているものの恐ろしさ(添加物・工業食品・農薬など)に気づき、まずはいつも常食として大量に摂取しているそちらの改善が先じゃないかと気がつきました。
それから、コンビニ・スーパーなどではほとんど食品を買わなくなり、体にいい食べ物を見つけて食べるようになりました。
結果として、体調は良くなり漢方に頼らなくても現状は元気です。
ただ、漢方は化学合成された薬やサプリに比べると天然の物質で作られた生薬ですし、薬に比べれば副作用も少ないので頼るのなら漢方はいいな~と今でも思います。
基本は食養生だと考えますが、今後年齢を重ねたり、体を壊した時のことを考えると「良い漢方医」を探すのはライフワークの一つであっても良さそうです。
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