パニック障害とおやじの背中「田村正和・松たか子が主演、もらい過呼吸する人は見ないほうが良さそう(ネタバレアリ)」
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最終更新日:2014/10/21
パニック障害と映画・小説・テレビ・漫画など おやじの背中, 松たか子, 田村正和
「おやじの背中」とは
「おやじの背中」は2014年7月13日から9月14日まで日曜劇場枠で放送された単発ドラマです。
第1回目の「圭さんと瞳子さん」というお話の主演の松たか子(娘役・瞳子さん)がパニック障害という設定になっています。
瞳子さんは子供の頃に母親が自分をかばって交通事故で亡くなり、それがきっかけ、トラウマとなりパニック障害を発症します。
その後、娘は亡くなった母親の変わりを健気に努めるようになり(エプロンして家事したり)、そんな娘が心配で愛おしい田村正和(父親役・圭さん)は過保護になります。
そして、瞳子さんがパニック障害になってしまったことで、圭さんの過保護はどんどん加熱していきます。
二人は、パニック障害もあり女房役もやってしまったために親離れできない娘、過保護が行き過ぎていつの間にか娘に依存することになった父親という関係になります。
しかし、年齢的にも(圭さん65・瞳子さん35ぐらい?)お互いにそれではいけないということも認識しており、番組の後半は葛藤しながらも二人が成長していき、やがてそれぞれの道を歩いていくという過程を描いています。
内容は陳腐です。
日曜劇場です。
「おやじの背中」から学ぶこと
パニック障害の改善について学ぶべき点があるとすれば、「依存はいかんよね」ということです。
どこまでが頼っていてどこからが依存かのさじ加減は難しいです。
パニック障害の人は特に、人や物にまったく頼らずには生きてはいけません。
ただ、徐々に頼る部分を少なくしていかなければならないのも真実です。
このドラマのように、いつまでも頼りすぎてどっぷり依存してしまうと、後々大変になります。
過呼吸の描写がリアル過ぎ
あと、注意点として過呼吸の描写(15分過ぎ)がかなり真に迫ってますので、調子の悪い時や、もらい過呼吸する人は見ないほうがいいでしょう。
松たか子も伊達に長年役者をやってるわけではないですね。
見てて「ふーふー」してきます。
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